出版社/著者からの内容紹介
月に1万件のアクセスがあるホームページ「"AQUA"の占い迷宮」で、大人気の「占い師日記」コーナー。現在リアルタイムで毎週更新されている日記「以前」、幼年期から学生時代、そして原宿の占い師になるまでの半生について新たに書き下ろされたのが、本作「“AQUA”の占い師日記〜BEFORE〜」です。
虫の知らせばかり感じていた子供時代。リアルな予知夢、そして占いとの出会い。
「学内占い師」として君臨し、学生が1時間待ちの列をなした和光大学時代。
大塚の店で1年半専属の占い師を体験するが、店がつぶれて路頭に迷った頃。
思いきって「原宿ニューエイジセンター」に自分を売りこみ、緊張の原宿デビュー。
そして、結婚・妊娠のてんまつ……
大学時代から「和光の母」として、新聞、TVなどのマスメディアでとりあげられ、現在は雑誌連載と電子メールでのインターネット占いで活躍する人気占い師“AQUA”の不思議な体験の数々!
親しみやすい語り口で、業界の裏話・占い師という知られざる(?)人種の日常生活がいきいきと描かれています。
抄録(「電子書店パピレス」より)
最初はヘンな目で私を見ていた学生達でしたが、何回か店を重ねるうちに、リピーターがやってくるようになっていました。「こないだ言ってたでしょ、二週間以内に彼ができるって。あれホントだったよ」とか「言われたようにレコード関係に就職決まったよ」とか……。うれしそうに当たったよ、と言ってくれる人が増えてきていました。しかし私は忘れん坊で、その人に何を言ったのかちっとも覚えていません。でも、「そうなんだ、よかったね」と返事をしていました。その時はまだ、偶然の一致みたいなもんかと、自分の力について過大評価するのを避けていました。学校の隅の暗がりにいる、変な占い婆、みたいな存在で満足していたんです。
けれどある日。四回生の先輩の手相を見ていた時に……。私の口からあの懐かしい感触が甦ってきてしまいました。あてずっぽうにしてはイヤに具体的で、リアルなイメージが浮かんできたのです。それは、中高生の時にしばしば友達に「あなたあいつと付き合うヨ」と告げていたあの感覚と同じものでした。「……あなたは今、二股かけていて、どちらの男性にしようか迷っているのでしょう?」私がそう言った途端、その女性は顔が凍り付き、後ろで聞いていた友達三人は地べたにひっくり返ってしまいました。「な、なんでまだ何も言ってないのにわかっちゃうの?」ものすごく興奮されてしまい、私もなんだかうれしいような照れくさいような。その後、その先輩達からは、学内ですれちがっても「ワッ」という顔をされて恐がられていました(笑)。そんなエピソードが何回か繰り返され、いつしか、私がお店を開くと待ちかねたかのように人が集まってきて、さらにそれをのぞきこむ野次馬が増え……。気がつくと、新宿の母のようにとまではいかないまでも、行列が出来ていたのでした。
著者について
“AQUA”(アクア)
1971年生まれ。O型・水瓶座。
和光大学構内で、大学2年の時から不定期に占い屋を開く。当たるため、100人近い客が授業をさぼって行列をつくり、待ち時間は1時間にものぼった。当時の愛称が「和光の母」。
卒業後は、98年1月まで原宿の「ニューエイジセンター」で手相を鑑定。そのかたわら、「HANAKO」「るるぶ」などで執筆。現在は、メールでのインターネット占いが中心のマルチメディアな占い師である。
占いの方法は、手相が基本。タロットもする。著書に、「あなたの手相を変える本」(同文書院)がある。
E-mail:aqua@media.or.jp
ホームページ「"AQUA"の占い迷宮」(http://homepage3.nifty.com/aquarious/)