出版社/著者からの内容紹介
仕事と私生活のバランスをどう保ち、いかにして自己を確立していくか。この30代で、道がはっきり二つに分かれるのだ。会社の部品となってしまうか、存在価値を見出し、力を発揮できるか。
本書では会社とあなたの関係、自己確立度、管理能力や人間関係などのチェック、アドバイスをしてくれる。
30代で人生の展望が開ける実践書。公私ともに大変な時期(30代)を乗り切るためにも、ぜひ読んでみたい。
抄録(「電子書店パピレス」より)
では、「上司に嫌われてるな」と感じたら、どうすればよいのだろうか。好かれるように努力すべきなのだろうか。しかし、作為的に好かれるように努力すると、かえって嫌う上司もいるだろう。だから私は、あまり意識して上司に好かれようと努力したり、ゴマをすったりすることはおすすめしたくない。それよりは、
〔上司が、何を考え、何をこちらに求め、こちらの何を嫌っているか〕
をつかむことが先決だと思う。また、人間的にどんなタイプか、パターン化してつかんでおくことも有効である。たとえば、
●理論派か情緒派か(現実派かロマン派か)
●大胆か小心か
●積極派か慎重派か
●何をいちばん大切と考えているか――金か、権力か、信頼か、名誉か、自由か、安全か
●成果か人間関係か
●長距離型か短距離型か
●天敵(いちばん怖いもの)は何か
といったことである。そして、たとえば、「積極的な提案をしたのに、なかなか認めようとしない。敬遠しているみたいだ」と感じられたら、「上司を安心させてあげる」ことを心がけてみる――というようにして、一つのアクションに対する相手の反応をみることによって、上司のタイプ、行動様式が、ある程度はつかめるようになるだろう。
また、当然のことながら、相手が嫌うこと、恐れていることには、なるべくさわらないようにする、喜ぶことをいってあげる、してあげる――という心がまえももちろん必要であろう。
もちろん、仕事をするうえで絶対に認めてはならないことまで、自分の気持ちを曲げてしたがう必要はない。たとえば、会社に明らかに不利益なこと、背信行為をしているのに、その片棒までかつぐ必要はない、ということだ。
が、そうでもないかぎり、どっちでもいいことにはムリに逆らう必要はない。
人間というものは、自分の好きなことを話題にすると、心を開くものである。それと同じで、上司も自分の好きなこと、たとえば趣味がゴルフならゴルフの話、カメラが好きならばカメラの話になると、知らず知らずに心を開くものである。そんなたわいもないことから、心と心とが通うキッカケができるのである。
著者について
国司 義彦(くにし よしひこ)
昭和11年、東京に生まれる。
昭和35年、学習院大学卒業後日産自動車(株)に入社。本社営業部門でディーラーの経営管理指導、販売管理者指導を担当する。現在、JMC能力開発センター代表取締役。YK法、JMC分析などユニークな能力開発法によって多数の企業の管理者、営業マンの研修指導を行っている。