出版社/著者からの内容紹介
「人類は“永遠の若さ”を手に入れられるか!?」――ホルモン補充療法や遺伝子治療など、飛躍的に発展し続ける不老医学の最前線から、長寿のための食事法、話題のライフスタイル・ドラッグまでを紹介。
抄録(「電子書店パピレス」より)
食事量を制限し、食べ過ぎないようにすることは現在、唯一確実に寿命を延ばす方法として医学界でコンセンサスが得られている。
昔から、長寿の人は長生きの秘訣の一つとして、必ずといってよいほど、「腹八分目の食事をこころがける」ことを挙げている。また、一般的にも、大食しないほうが健康によいと考えられている。腹八分目は、胃腸をいたわることでもある。
一方で、いわゆる健啖家といわれる人たちにも長生きがいる。健啖家は胃腸が丈夫で、だから長生きに通ずる要素があるのだろうか。これについては明らかになっていないが、食事量を制限するということでは、食事療法として少食療法を指導して、難病をはじめさまざまな病気改善に成果を上げている医師もいる。
このように、腹八分目の食事や、さらに少食の習慣は、長寿に役立つと知られてはいるが、人間において、それらを実行して実際に寿命が延びたという確実なデータはない。しかし、動物実験では食事を制限すると寿命が延びるという確固たるデータがある。
コーネル大学のマッケイらのグループは、今から六十年ほど前に、ラットを非常に低カロリーの餌で飼育することによって、寿命を三年から四年へと、三三パーセントも延ばすことに成功した。
ラットだけでなく、低カロリー食にすると、原生動物、ミジンコ、サラグモ、グッピー、マウスと、幅広く、いろいろな種類の動物で平均寿命、最大寿命ともに大幅に延びることが確かめられた。
著者について
東 茂由(ひがし しげよし)
1949年山口県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。現代医学から東洋医学まで幅広い知識を駆使し、医療、医学を追求するジャーナリスト。著書に『医者に見放されたガンが治った』(日本文芸社)、『子供の体に異変が起きている』(河出書房新社)などがある。