出版社/著者からの内容紹介
激務の証券界で、数々のストレスを身をもって体験した著者があみ出した、七つのストレス解消法。
1.ぶらぶら体操 2.関節体操 3.体内瞑想法 4.すっきり呼吸法 5.新・釈迦の呼吸法 6.全身弛緩法 7.体内スッキリ法
一人でも多くの人が健康になるために。一人でも多くの人が幸福になるために。
NHK教育テレビ「金曜アクセスライン」に著者が出演! ストレス解消法を披露し絶賛された!!
※PDF版には、わかりやすい図や挿し絵が収録されております。
抄録(「電子書店パピレス」より)
純真無垢な子供に、なぜ、競争原理を強要してきたのでしょう。それは日本人のコンプレックスに起因していると思います。幕末から明治にかけて、日本人は、西欧からの物質文明の遅れをとりもどすために、競争原理を導入せざるを得なかったのです。なりふりかまわず、西欧に追いつかざるを得なかったのです。
その方策が、一高――東大にはじまる教育制度の導入でした。優秀な青年が、これらの学校に集まってきました。日本の教育政策は、みごとに成功したのです。第二次世界大戦等々、歴史的に過ちもおかしましたけれど、先進国としての評価は得たようです。
競争原理によるストレス、それは、日本が先進国としての評価を得るための代償であったのかもしれません。
今、バブル崩壊のあとに残された一番解決しなくてはならないもの、それがストレスの問題であると思います。そういう意味からも、二十一世紀は「心の時代」であるといわれるのだと思います。
「教育ママ」といわれる母親たちがいます。自分の子供を、子供の能力に関係なく、有名学校へ入学させようと必死になっている母親たちです。
なぜ、こんな現象があらわれるのでしょう。
彼女らは、「自分の子供の幸福は、有名大学を卒業することにある」と思っているのです。明治時代以来、昭和二十年代、さらに昭和五十年頃までは、そういう考え方も成り立ったかもしれません。でも、この考え方は、「歴史のひずみに押しつぶされた考え方」と言えると思います。
競争原理は、この教育ママたちによって熟成され、さらに大きくなったのです。「有名大学を卒業することで、子供の身分が保障される。それが子供の幸福につながる」と、彼女らは考えたのです。そして、そうすることで、子供たちがストレスの渦中に追い込まれ、押し流されてゆくことに、気づいていなかったのだと思います。
企業は、学校の教育制度とほとんど同じ研修制度をとり入れました。学校にいる時も競争原理、企業に入っても競争原理!
こんな人生をおくっていては、ストレス状態にならないほうがおかしいと思います。
最近、私のまわりに、いろいろな人が集まってくるようになりました。ある人は、私から「パワーをもらうんだ」と言っています。ある人は、私に健康の相談をします。そして、ある人は、私にメンタルな面、特にストレスの相談をします。
二時間くらい話をしていると、みんな元気になって帰っていきます。「どうして、みんな元気になるのだろう……。他人を元気にさせる力が、私にあるのかもしれない」。長い年月、私はストレスにはずいぶん苦しめられました。ストレスについての勉強も、人一倍したと思います。
ストレスを感じない人間になれたら、こんなに幸福なことはないと思います。ストレスを感じないということは、本当は不可能なことかもしれません。言い方をかえれば、ストレスを感じても、重く苦しく感じるのではなく、軽くサラッと感じる……。そんなふうに自分をチェンジするだけで、相当、幸福になるはずです。
著者について
富永 宏夫(とみなが ひろお)
1939年静岡県袋井市生まれ。
磐田南高校、早稲田大学第一商学部卒業。
63年、山一證券入社。
豊橋・神戸・名古屋支店を経て、尼崎支店長・投資信託部長・名古屋支店副支店長・梅田支店長。
90年、取締役企業公開本部副本部長。
91年、取締役大阪店副店長。
92年、山一證券退社。
趣味は囲碁、生活信条は「風の吹くままに」