君は長島を見たか

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著者:岩川隆
価格:¥ 851
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■ 内容紹介

出版社/著者からの内容紹介
 国民的スターであり、ミスター・プロ野球と言われ愛され続ける長島茂雄。
 その生い立ちから昭和五十五年の監督解任劇の真相までを活写した、究極の長島本が登場!
 スポニチ出版より刊行された「長島茂雄=不思議な魅力とその実像=」と、立風書房より刊行された「キミは長島を見たか」を基に加筆訂正された、文字通りの決定版。
 自由な精神とカリスマ性を持った、天衣無縫なヒーローの実像に迫る!


抄録(「電子書店パピレス」より)
 長島は外見よりさきに、相手のシンを見ようとする。とっさに、動物的に、本質をつかみとってしまう。
 巨人の監督になってからも「おい、カンソウイモ」といえば、上田武司選手(現二軍の守備コーチ)をさしていた。木戸コーチを〈オコゼ〉。黒江前コーチにたいしては〈農林一号〉。かつて在籍した船田(現ヤクルト二軍監督)については〈オコゼの生がわき〉。広報担当の張江には〈ハリエのボンボン〉と、みな長島の命名だが、どことなく、なるほどと思わせるところがおもしろい。
 “新造語”も高校時代から、しきりに口にしていた。リクツでいえばきわめて珍なのだが、これも、長島が発するとなんとなくわかる。感覚造語とでもいおうか。
 昭和五十二年のキャンプでは、「レッツ・ゴー・ハリアップ」「レッツ・ゴー・ハリアップ」を一日に五十回以上も連発して、いつのまにか流行語にさせてしまった。そのうちに「バッター・フリーよ」「バッター・フリーよ」という新語がとび出し、やがて「ランナー・フリー」「ランナー・フリー」というようにも用いられた。バッター・フリーとは、いったい、どのような意味なのか。聞いている選手としてはくびをかしげるところだが、どうも、自由に打て、ランナーはいない、ということらしい。凡才的教養では理解に苦しむばかり。“ワンショット・リリーフ”というのも長島の造語である。
 高校時代の同級生たちに話をきくと、
 「たとえば、クラスの連中が互いに自説を主張して、わいわいがやがや、収拾がつかなくなったときに、いきなり長島の甲高い声がとぶ。“シャット・マウス!”“シャット・マウス!”というんですね。一同は思わず、きょとんとして長島の顔をみる。長島は真面目な表情で、どうだ、ゆっくり話しあおうじゃないかという。あんな言葉、とっさに出るのかねえ」
 と言っている。
 “シャット・マウス”とはまた言い得て妙ではないか。“シャラップ!”と叫んでは険悪になるが、これなら長島的ユーモアがにじみ出ていて、まさにマウス(口)にカドもたたない。
 そういえば、ダッグアウトの中で長島監督は、いとも気軽に外人選手と朗らかな会話を交わしていることが多い。「英語、喋っとるのかいな」と記者たちは訝るが、たぶん独特のカンによって“マウス・フリー”なのであろう。


著者について
 岩川 隆(いわかわ たかし)
 昭和8年、山口県徳山市生まれ。広島大学文学部卒業。出版社勤務、週刊誌ライターを経て著述業に専念。小説のみならず克明な取材をもとにしたノンフィクション作家としても知られている。
 主な作品に「神を信ぜず」「多くを語らず」「キミは長島を見たか」などがある。

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「君は長島を見たか」紹介ページの最終更新日時
2009年7月8日 17:35:44
ID:1496
※実際の販売・ダウンロードは『電子書籍パピレス』にて行われます。