出版社/著者からの内容紹介
PC関連記事を読み解くためのキーワード辞典。340項目以上の用語をCPU、インターフェースなどのジャンルに分けて詳説してあります。Hyper-ThreadingやMPEGなどのキーワードもこの辞典さえあればバッチリ分かります。
抄録(「電子書店パピレス」より)
DDR SDRAM(Double Data Rate Synchronous DRAM)【ディーディーアルエスディーラム】
クロック信号の両エッジに同期してデータ転送を行なうSDRAM。メインメモリに使われているDRAMは、微細なコンデンサの充放電で読み書きを行なう単純な構造であるため、低価格大容量化に適しているが、読み書きのスピードが非常に遅いという欠点がある。そこで、読み書きはバッファを介して連続するメモリセルに対してまとめて行なうようにし、メモリバス上にはまとまったデータを連続転送。このような方法でデータ転送速度を上げることによって、DRAMの本質的な欠点を補う手法が用いられている。
メインメモリなどに使われているSDRAMも、このようなバスの高速化技術を取り入れたチップの一つで、連続したデータをクロック信号に同期して高速に転送する。オーソドックスなSDRAMは、クロックの立ち上がりを使ってデータ転送を行なっていたが、クロックはすでに100MHz台に突入。クロック信号そのものを上げることによる弊害(波形のひずみや遅延、輻射など)を避け、実質的な転送速度を向上させるために、クロックの立ち上がりと立ち下がりの両方を使用するSDRAMが開発された。同じクロックで2倍のデータ転送(Double Data Rate)を実現するこのタイプをDDR SDRAMと言い、シングルエッジの従来タイプはSDR SDRAM(Single Data Rate SDRAM)と呼ばれている。
DIMM( Dual In-line Memory Module)【ディム】
SO-DIMM(Small-Outline Dual In-line Memory Module)【エスオーディム】
メモリモジュールの規格の一つ。DIMMは一般に用いられている基板の両面に端子を配置したタイプで、SO-DIMMは主にノートPCのメモリなどに用いられている小型のDIMM。
PCのメインメモリなどには、実装面積を縮小するために複数のメモリチップを小さな基板に実装したメモリモジュールが用いられる。SIMM(Single In-line MemoryModule)と呼ばれるものは、基板の一辺にカードエッジ式(接続用のピンなどが取り付けられているのではなく基板の端がそのまま端子を兼ねている)の端子が1列に並んでいるタイプで、古くはバス幅が8bit(パリティは含まず。以下同じ)の30ピンタイプが、486以降のマシンでは、32bitバスの72ピンタイプが広く用いられた。
SIMMが、1列のカードエッジコネクタであるのに対し、基板の両面に端子を配置した(SIMMも基板の両面に端子があるが裏と表は共通)タイプをDIMMと言い、デスクトップPCの多くが、64bitバスの168ピンタイプを採用している。SO-DIMMはこのDIMMを小型化したタイプで、ノートPCでは、64bitの144ピンタイプがよく使われている。