出版社/著者からの内容紹介
スケジュールを巧みにつくり、重要な仕事に十分な時間を確保するには? 手帳革命によって待ち時間を管理し、あなたの時間を活性化する効果的新手法。
著者について
野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)
1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部応用物理学科卒業。64年、大蔵省入省。72年、イェール大学Ph.D(経済学博士号)を取得。東京大学教授を経て、現職に至る。
著書に『財政構造の危機』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中央公論社)、『1940年体制』(東洋経済新報社)など多数。
第一章 時間との戦い
時間が欲しい
無理をせずに時間管理をしたい
現実世界で使えるノウハウが欲しい
「重要なことは重要」だが……
時間管理は誰にとって意味があるか
タイム・マネジメントの三要素
時間管理法は時代の変化に対応しているか
第二章 時間を見る技術
1 あなたは時間を見たか
スケジューリングの二条件
スケジューリングの難しさ
居座り案件
まぎわシンドローム
何が重要かは分かっていた
時間も仕事も点として把握していた
2 時間と仕事を一覧する
一覧スケジュール表で時間を「見る」
数週間が見えなかった理由
人間は時間を空間として把握する
「秘書いらず」で仕事を見る
「すぐやるメモ」で一日の仕事を見る
十年計画表で人生の持ち時間を見る
3 手帳革命
「超」整理手帳
従来式手帳の欠点
A4時代、コピー時代に対応する必要
電子装置は手帳になりうるか
第三章 スケジューリングの技術
1 仕事の進め方五原則
原則1 中断しない時間帯を確保する
原則2 現場主義と応急措置
原則3 拙速を旨とせよ
原則4 ときには寝かす
原則5 不確実なことを先にやる
中断せずに仕上げて拙速原則を適用
2 予定の立て方のヒント
ヒント1 日誌で未来を予測する
ヒント2 自分で期限を切る
ヒント3 関係者にスケジュールを知らせる
ヒント4 ポケット一つ原則でダブルブッキングを防ぐ
3 予見できぬ事態への対処
未来は予見できない
予備日を「過剰に」作る
三カ月以上先の予定は作らない
現場応急措置で対処する
第三章補論 スケジューリングに対する経済理論の応用
スケジューリングと予算管理
限界効用逓減の法則
合理的な時間配分――限界効用均等化の定理
限界効用逓減法則の応用
予備日に含まれるリスクプレミアム
第四章 時間を増やす技術
1 時間は増やせる
一日は二十四時間でない
時間は買える
部下に仕事を任せる
さまざまな形で時間を買う
2 時間は無償で取引されている
教えてもらう
メモを書いてもらう
時間の所有権は誰にあるのか
時間泥棒の見分け方
不必要な情報の見分け方
3 すきま時間の有効活用
通勤時間
出先時間、移動時間、待ち時間
理髪店とタクシー
第五章 他人の時間を大事にしよう
1 ルールを確認 世界は一人では成立しない
定刻を守ろう
予定を通告しよう
待ち時間を知らせよう
連絡先を知らせよう
公衆電話は三分で切ろう
2 新しいルールを
「ご懇談」はやめにしよう
「ご挨拶」もやめよう
列車の席を別々に
透明なルールの社会へ
3 時間を大切にする公共政策
分かりにくい道路行先標識も時間泥棒
時間節約型社会資本の整備を
BOX
1 ケインズの時間とラムゼイの時間
2 下っ端役人が見た大蔵時間
3 まぎわシンドローム中毒者
4 モーツァルトの時間とベートーベンの時間
5 急がないから今日中
6 通勤時間を無為に過すな
7 社会の時間観
私の失敗
1 ダブルブッキングの悪夢
2 無能インタビューアを追い返す方法
あとがき