出版社/著者からの内容紹介
情報洪水のなかで書類や資料を保存し、検索するには従来のやり方では対処できない。「整理する時間がないほど忙しい」すべての人に贈る福音の書。
空前のベストセラーとなり、野口悠紀雄を一躍有名人にした書籍が、いよいよデジタルで登場。
著者について
野口悠紀雄(のぐち ゆきお)
1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部応用物理学科卒業。64年、大蔵省入省。72年、イェール大学Ph.D(経済学博士号)を取得。東京大学教授を経て、現職に至る。
著書に『財政構造の危機』(東洋経済新報社、サントリー学芸賞)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中央公論社)、『1940年体制』(東洋経済新報社)など多数。
文庫版刊行にあたって
序章 情報整理とタイム・マネジメントに賢くなる
「石器時代」の思い出
情報はストックからフローになった
時間の使い方について賢くなる
第一章 あなたの整理法はまちがっている
1 整理は分類か?
なぜうまくいかないか?
図書館方式は正しいか?
整理と整頓の区別は重要か?
2 分類の陥穽
情報は分類できない
分類は危険だ
分類は錬金術
分類はムダだ
仕事は変身する
3 アリアドネの糸
では、どうするか
「超」整理革命へ
第一章のまとめ
第二章 押出しファイリングの基本原理
1 ポケット一つ原則と時間軸検索
紙との戦いは続く
魔法のように片付く
単純すぎる?
ポケット一つ原則
強力な時間軸検索
2 押出しファイリングの効能
平均アクセスタイムは短くなる
「家なき子」をなくす
「保存ゴミ」をどう捨てるか
エントロピー増大法則に挑戦
それでも説得されない人に
山根式との違い
「超」整理法の効用
3 大脳生理学で支持される合理性
やはり多かった「隠れ超整理派」
動物の記憶メカニズムと同じ?
人間は千手観音ではない
第二章のまとめ
第三章 押出しファイリングの実際
1 どうやって始めるか
ファイルは気楽にまとめる
理想的な入れ物は封筒
「色別」せよ!
本棚を使う
キャビネットはブラックホール
例外なしに収納せよ
「すぐやる」問題
場所がない人のために
押出し方式が適切でない対象
2 押出しファイリングのQ&A
とにかく始める
最小単位でまとめる
内容分類を先にするのがよいか?
封筒のタイトル
使うと時間順が乱されないか?
書類を捨てられない?
3 名刺、本、写真
名刺を分類して整理するな
名刺とのシジフォスの戦い
名簿としての電話元帳と手帳
雑誌醸成空間
本・捨てられないから問題
第三章のまとめ
第四章 パソコンにおける「超」整理法
1 情報管理の基本思想をくつがえす
分類・整理は必要なくなった
なんでも投げ込んでおく
パソコンを使わないのは贅沢
2 パソコンに何をさせるか
ユースウエア・人間側からの位置付け
捜し物をさせる
電子業務日誌
予定表はパソコン向きでない
連絡を電子ファクスで
スクラップ・ブックを捨ててデータベースに頼る
論文、メモ、住所録
テキストファイルがもっとも使いやすい
3 パソコン「超」整理法の実際
恐ろしい情報の迷宮
分類するな、ひたすら並べよ
ディレクトリの構造
第一キー・時間軸
第二キー・ファイル名
第三キー・「ことば」
実践講座1 三十分でパソコン恐怖症から脱却
実践講座2 電話の暴力から自衛するための電子ファクス
実践講座3 手紙の作り方
第四章のまとめ
第五章 整理法の一般理論
1 反分類型整理法の系譜
「超」整理法発生史
焼畑方式の図書館
検索簿方式
ミシュラン・百科事典方式
2 整理法の分類学
四つの基本形
ランダム・アクセスと順次アクセス
どのカテゴリーを優先するか
ストック情報からフロー情報へ
3 最適な整理法は何か
ノウハウでなく科学を
単純な迅速性だけが整理法の基準ではない
各方式の長所・短所
最適な方法は何か
「個人用」ということの意味
モノは徹底分類
第五章のまとめ
BOX
1 「解が存在するか」が大問題
2 分類学入門
3 二割を制する者は八割を制す:パレートの法則
4 Magic Number of Three ?
5 ミシュラン
6 ランダム・アクセス方式の講演
私の失敗
1 身の毛もよだつダブルブッキング
2 大蔵省における書類管理の実態
3 研究室内の遺跡
4 一件二五万円の名刺検索
5 ドッペルゲンガー・シンドローム
6 ミノタウロスの餌食となりしファイル
7 理想システムはかくして破綻
8 検索簿方式で検索簿が破壊されると……
あとがき
終章 その後の展開
――インターネットは大成長したが、紙は依然重要
依然大活躍の押出しファイリング
名刺の時間順保存も健在
書籍、CD、ビデオテープはいまだに未解決
ファクスから電子メールへ
新聞記事データベースからウエブ情報へ
ファイル検索法の変化・ファイル名からGREPへ
パソコンは便利になったか?
参考文献