出版社/著者からの内容紹介
前の副将軍水戸光圀――日本人なら誰しらぬものもない史実と巷説に縁どられたこの人物の生きた時代は、泰平の世を謳歌する町人文化が華麗繚乱に絢を競ったときであった。なかでも食の世界は象徴的な展開をみせ、その奔流はあらゆる階層の人々を巻き込んでいく。光圀とても例外ではない。起伏に富んだ生涯のなかで、こよなく酒を愛し、味覚へのこだわりさえ感じさせる光圀の日々の暮らしは、近世食文化の黎明を如実に物語っている。
著者について
小菅 桂子(こすげ けいこ)
東京生まれ。国学院大文学部卒。毎日映画に勤務後、料理番組の制作にたずさわる一方、食文化研究家として活躍。くらしき作陽大学食文化学部教授。杉野女子大学講師。
主な著書に「近代日本食文化年表」「にっぽん洋食物語大全」「にっぽんラーメン物語」など。