出版社/著者からの内容紹介
【Scan Incident Report】は、情報漏えい、クロスサイトスクリプティング脆弱性、Web改ざん、ウイルス送信など、ネットワーク上で起こった事件を検証し、そのレポートを掲載する、事件情報に特化したメールマガジンです。その他、インターネット関連の規格・法制度、企業の対応法などを、過去の事例とともにご紹介しています。
今回は、2002年8月の本誌バックナンバーVol.018〜Vol.020を掲載します。“リスク分析の国際標準 ISO/IEC 13335 TRの詳細”“メールサーバ不正中継問題に関する、自治体・行政府サーバの実態調査レポート”“NHK オンライン 未だに残る脆弱性”などのレポートを収録しています。
抄録(「電子書店パピレス」より)
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■特定の地方自治体のサーバに
netbios共有設定など侵入および悪用の可能性
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Scan Incident Report は、特定の地方自治体のサーバに侵入および悪用の可能性があることを発見した。
これは編集部が保有する自治体関連ドメインのデータベースから特定の条件に合致する54の自治体関連ドメインをピックアップし、チェックを行った結果明らかになったものである。ピックアップしたドメインの複数で同種の問題が発見されたが、その多くは学校であった。自治体(役所)のドメインは、54件の中では、ひとつであった。
本文中には、具体的な自治体名は記載されていないが、対処のために自治体名は編集部から総務省へ提供された。
>> 概要
特定の地方自治体のサーバで、Windows の netbiosによるファイル共有やルータへのログインがインターネットからできるようになっていた。
パスワードが設定されているため、そのまま利用することはできないが、パスワード推定のツールなどを用いることにより、利用される可能性があった。
本来、ファイル共有やルータへのログインは、インターネットにオープンにする必要はなく、これがオープンされていることは危険な状態といえる。
>> 問題の影響範囲
パスワードが破られた場合、下記のような事態が生じる可能性がある。
・netbios のパスワードが破られた場合
Windows サーバに侵入することが可能となり、サーバ上のファイルを盗むことはもちろん、WEBの改竄あるいはLAN上を流れるデータの盗聴、他のマシンへの侵入、バックドア設置などを行うことができる可能性がある。
・ルータのパスワードが破られた場合
ルータの機種にもよるが、設定を変えることにより、外部からの侵入を容易にすることなどが可能になる。